AO入試にデメリット?第一志望校に出願すべきでない理由

 

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AO入試とはそもそもどんな入試なの?
AO入試と推薦入試の違いって一体何?
AO入試に合格するため必要な事って・・・?


AO入試とはそもそも何・・・?


正式名称はアドミッションオフィス入学試験と言い、
Admissions Officeの略であるAOとは、「入学管理局」という意味があります。
AO入試では各大学が提示する「アドミッションポリシー(受け入れ方針)」に基づいた
「大学として入学を期待している人物像」に当てはまるかどうかが評価の基準とされます。

AO入試を行う大学は、アドミッションポリシーに則った生徒を合格させたいため、受験生のこれまでの成績などよりも、多岐に渡る方式による選抜で見えてくる、受験者の今後の将来性や可能性、入学の意志を重視することが一般的となります。そのため、専攻までにかかる時間が長いことからほとんどの場合が専願であり、不合格となってしまった場合は一般入試に移ることが多いとされています。

1990年頃から一気に行われるようになったこの入試制度は、現在、私立大学の約8割、国立大学の約4割で実施されています。受験生の人物評価が行われるため、元来、学力試験は行われておらず、下記に記している様に多岐に渡る選抜方法が行われており、それらの内容は各大学の入学管理局に委ねられています。


◆どんな選抜方法があるの?


小論文や面接を通して受験生の個性や考えを引き出す方式が多く見受けられ、その他にはオープンキャンパスや模擬授業に参加して、受験者と大学が手を取り合って勉学に励めるかを見極める方式や、プレゼンテーションやレポートを通して、大学教育に対する受験者の理解や同意を見る方式などなど、とてもバラエティに富んでいます。

また、基本的に学力試験はありませんが、AO入試合格者の学力低下問題を解決するべく、学力試験を加えて行う大学も増えてきているそうです。


AO入試は推薦入試と何が違うの?


AO入試では推薦入試と違い、原則として所属する高校の学校長による推薦が必要なく、各大学が提示している出願条件を満たしていれば誰でも出願することが可能となっています。

また、他の受験方式に比べ、AO入試のエントリーの開始は5~8月ととても早い時期に行われるため、早期のうちに様々な準備をしておく必要があります。前項で紹介したとおり、入試制度には様々な選抜方法があるため、対策には多くの時間を割いて、自分の持てる最大限の力を生かせるような準備や練習を重ねていく必要があります。


AO入試の現状について
基礎学力を問わないことや早期に合格が決まることから、入学する学生の深刻な学力不足が問題視されるようになり、AO入試方式を取りやめる大学も少なくはありません。また、AO入試を行う大学の中でも、学力を重視して一定の学力層で受験生を線引きするという傾向が部分的にあるようです。さらに、実用英語技能検定やGTECなど、語学検定の級およびスコアを評価対象や出願条件に含むという風潮も出てきているそうです。

また、AO入試合格者が合格後に勉学に励まなくなるのを防ぐために、大学側が合格者に対して入学前教育を実施するという動きも活発化しています。

そんなAO入試ですが、文部科学省の発表によると、平成29年度の大学入学者のうちAO入試で合格したのは9.1%となっており、一時期から減少はしたものの未だ全体の1割ほどを占めているということで、受験生にとっては見逃せない入試方式であることは変わりないようです。


AO入試に合格するために必要なのは・・・


ここまでで述べてきたように、AO入試は様々な受験方式で受験生の将来性や合格への意志を見極める方式です。そんなAO入試で合格するために必要なのは、「受験する大学で学びたい」という強い意志と、それを下支えする明確な理由や根拠、そして自分の持つ能力と大学の要求に齟齬が無いことをしっかり大学側に伝えることに尽きるでしょう。

同じ大学だとしても年が変わると求める受験生の条件が変わることもあります。そういった変化に対して常にアンテナを張り、志望校のホームページやパンフレットで最新情報を見て自ら気付いていく必要があります。

志望する大学に「ぜひ入学して欲しい」と思ってもらう為に、受験生自身が大学側に対して強い思いを持つことが合格への最低条件と言えるでしょう。


◆まとめ


今ではかなりメジャーとなったAO入試
推薦入試と混同する人も多く、AO入試の制度をいまいち理解しないままに臨んでしまう人がまだまだ多いのも事実です。

AO入試では「アドミッションポリシー」を基準として求められる。
・志望校によって選抜方法は大きく異なる。
・敵は少なくない。早め早めにアクションを!

あなたの志望する大学にAO入試があるのであれば、ぜひこのような内容を頭に入れた上で、オープンキャンパスや公開授業などに積極的に足を運び、その大学に入学するのだという強い意志を培ったうえで挑戦してみるのも良いのではないでしょうか。

 

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