大学入試に平等改革!英検利用が受験生にもたらすデメリット

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2017年5月に文部科学省から発表された2021年度の入試改革には、以前から様々な問題点がありました。

 

・英語民間試験の導入の問題点は?

・住む地域で受験にかかるお金が違う?

・受験の公平性はあるのか?

 

最終的に白紙に戻ってしまった新しい入試改革ですが、その中でも英語民間試験導入の問題点と、これからの大学入試について考えていきます。

 

◆英語民間試験の導入における受験生の金銭格差

萩生田文部科学省大臣の「身の丈」発言がきっかけで延期が決まった英語民間試験の導入ですが、英語民間試験を受験する場合、受験生の金銭的負担にはどのような格差があったのでしょうか。

 

例えば、地方に住む受験生が、英語の民間試験を受験しようとする場合、都会に住む受験生に比べて、試験会場に行くまでの交通費がかなりかかってしまいます。受験会場は全国で約260の場所を設けてありましたが、それでもやはり僻地に住む受験生は、受験会場まで出向いていくためにかなりの交通費がかかります。地方に住む受験生の負担金額はとても大きいものでした。

 

高校3年生の時に受験した2回の英語民間試験が、大学入試へ反映されることになっていたため、1回の受験料が約6000円~1万2000円ほどする英語の民間試験の受験料は、少なくとも受験料だけで1万円以上の負担になることになり、英語の民間試験受験のためにかかる金銭格差は、やはり大きな問題であったといえます。

 

◆試験会場ごとの運営の公平性問題

 

英語民間試験の導入には、受験生ごとの金銭の負担格差だけでなく、他にも複数の問題点を抱えていました。

 

センター試験の監督員は、とても厳しいマニュアルによって、厳格化されています。女性は歩くときの音で、受験生の試験の邪魔をしないようにと、ヒールのある靴を履くことを禁止されているなど、センター試験の監督員には細かいところまで規定があります。

 

一方で、英語の民間試験は、塾や学校などでも受験できるものが多く、民間が請け負っている試験のため、試験会場の環境や試験監督員の質にも、受験会場によって差が大きいと言われています。

 

1点の差で合否の決まる大学入試において、また、多額の交通費や受験料を払って受験する大切な試験において、試験会場の壁が薄くて待機中の次の受検者に試験問題が聞こえたとか、試験監督員が居眠りをしていたので、カンニングができた、などの問題が起こらないとも言えないのです。

 

◆英語民間試験の導入における問題点

 

・英語民間試験の導入は、以前から複数の問題を抱えていた

・居住地域における金銭的負担格差の問題

・各試験の実施の公平性の問題

 

英語民間試験の導入については、上記2点の問題の他に、「成績提供する民間試験の受験時期について」「複数の異なる試験の整合性」などの問題も抱えていました。

 

次は、それらの問題点と、これからの大学入試について考えていきます。

 

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